■スローインのトリビア
スローインから直接得点はできない。これは1863年に最初のサッカールールが書かれたときから変わらない規則である。ただ、自分のゴールに入れる「オウンゴール」は認められていた時期がある。1882年から1898年の間だが、その後は再び認められなくなった。
よくあるサッカールールクイズをひとつ。スローインを相手ゴールに直接(誰にも触れずに)入れてしまったらどうなるか。また、自分のゴールに入れてしまったら?
ボールがインプレーになり、その後にゴールラインを割ってしまったのは事実である。しかしルールによって、スローインからの直接ゴールは認められていない。だからゴール以外でボールがゴールラインを割ったときの処置と同じことになる。すなわち、相手ゴールなら「ゴールキック」、味方ゴールなら「コーナーキック」ということになる。これもルールの第15条にはっきりと書かれているが、誰かこんな状況を見たことがあるだろうか。