■DF陣の招集可能性は?
キャプテンの吉田麻也や冨安健洋、長友佑都など、先日のキリンチャレンジカップに招集されたDF陣のほとんどは当確と見ていいだろう。その中でも谷口彰悟と山根視来は有力と査定し、出番がなかった瀬古歩夢は当落線上と査定した。
谷口は安定感もあり、この1年間でキャップ数を増やした頼れるDFではあるが、現状のCB陣では吉田、冨安、伊藤洋輝に次いで4番手という立ち位置であることは否めない。
また、実戦復帰に向けて順調な回復を見せているのが板倉滉だ。ドイツ遠征では招集されなかったものの、スタジアムで日本サッカー協会のスタッフらとともに日本代表の試合を見ていたのは、今やチームに欠かせない存在となっているから。負傷箇所の回復次第という条件はつくが、そこさえクリアできれば間違いなく当確だ。
山根は、本戦での戦い方を考慮して有力と査定した。グループステージであたるドイツ、スペインにはボールを握られる展開になり、押し込まれる時間が長くなることが予想される。そのような展開では酒井宏樹や長友、そして可能性は低いが、SBとしてもプレーできる冨安が右SBとして優先して起用されるだろう。ただ、攻撃時に発揮する創造性など他のSBにはない武器も持っており、招集確率は決して低くない。
また先述した瀬古に加えて、佐々木翔は当落線上と査定している。