■21位の琉球にもモチベーションはある

 5位の大分トリニータは、21位のFC琉球とのアウェイゲームだ。

 下平隆宏監督率いる大分は、前節のモンテディオ山形戦に0対3で敗れた。GKとCBの連携ミスや、ビルドアップでのボールロストが、失点につながってしまった。攻守ともにいま一度整理が必要だろう。

 前節は9試合ぶりに無得点に終わった。前半途中で負傷交代したMF町田也真人を含めて、先発の入れ替えがあるかもしれない。大分としてはとにかく勝利をつかみ、熊本の結果を待つという立場だ。

 対する琉球は、J3降格圏の21位だ。ただ、彼らにもモチベーションはある。J3の上位2チームがJ2ライセンスを保有していない場合は、2チームが自動昇格にならない場合がある。J2の21位のチームが、J3降格を免れる可能性が残されているのだ。いわてグルージャ盛岡と同勝点の琉球にも、最終節で勝点を稼ぐ意味があるということだ。

 シーズン最終節となる大分戦はホーム・タピック県総ひやごんスタジアムでのゲームで、声出し応援の適用試合でもある。ファン・サポーターの声援に勝利で応えるとの思いが、琉球の選手たちの身体を貫いているはずだ。

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