■横浜FCもホームで歓喜に沸く可能性が

 2位の横浜FCの2位以内確定も、ふたつのパターンがある。

 10月9日の大分トリニータ戦に勝利すれば、横浜FCの勝点は「80」となる。岡山の最大勝点は「78」なので、1シーズンでのJ1復帰が決定する。

 横浜FCが引き分け以下に終わった場合は、岡山が引分け以下で2位以内が確定する。甲府対岡山戦は9日の13時05分開始で、横浜FC対大分は同日の18時開始なので、横浜FCは大分戦のキックオフを待たずにJ1昇格を決めている可能性もある。

 チームは37節の甲府戦から3連勝を飾っており、大分戦に今シーズン2度目の4連勝をかける。大分は7戦負けなしと勝点を積み上げているが、四方田修平監督にとって頼もしいのは、得点ランキングの首位を走るFW小川航基が好調なことだろう。

 小川は22ゴールをあげており、16ゴールで2位のチアゴ・アウベス(岡山)は6点差をつけている。日本人選手では2018年の大前元紀(当時、大宮アルディージャ)以来となる得点王はほぼ手中にしており、あとはどこまで数字を伸ばせるか。横浜FCのJ1昇格とともに、背番号18を着けるエースのゴールにも注目が集まる。

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(2)へ続く
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