■エース小川のPK弾で横浜FCは3連勝!

 2位の横浜FCは、1日のナイトゲームで最下位のFC琉球と対戦した。新潟を勝点3差で追う横浜FCは、GKスベンド・ブローダーセンが欠場し、GK六反勇治が5月8日以来24試合ぶりにスタメンに入る。六反は18分に至近距離からのシュートを防ぎ、試合の流れを引き寄せる。

 35歳の守護神のプレーに、攻撃陣がこたえる。33分だった。縦パスに反応した右ウイングバックのイサカ・ゼインが、ペナルティエリア内で相手DFのファウルを誘う。主審が長いホイッスルを吹く。PKだ。

 ペナルティスポットにボールをセットしたのは、得点ランキング首位を走るFW小川航基だ。GKダニー・カルバハルの動きを見極め、右足でゴール右スミへ、今季22得点目を流し込んだ。桐光学園高校の同級生のふたりが、チームに先制点をもたらした。

 37節のヴァンフォーレ甲府戦は1対0、38節のV・ファーレン長崎戦は2対0と、クリーンシートを続けている横浜FCは、追加点を奪えないものの琉球にも得点を許さず、1対0のまま逃げ切る。沖縄でのタフなアウェイゲームを制し、勝点を77として新潟に1差に迫った。

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