■3位・岡山は痛恨の敗戦!
首位・新潟と2位・横浜FCの上位2チームを追いかける、3位の岡山はどうだったのか。
1日にツエーゲン金沢と対戦した岡山は、1対3で敗れた。19分に1本の縦パスからカウンターを許して先制され、29分にヨルディ・バイスのPKで追いついたものの、52分にバイスのオウンゴールで突き放されてしまう。90+1分にはロングカウンターから被弾し、相手の倍以上のシュートを浴びせながら黒星を喫している。岡山にとっては痛恨の敗戦だ。
この結果、10月8日、9日の40節で新潟と横浜FCが同時に昇格を決める可能性が出てきた。
首位の新潟は勝点「78」で、3位の岡山は勝点「69」だ。岡山の最大勝点は「78」なので、新潟は次節の仙台戦で引分けるか勝利すれば、2位以内が確定する。仙台に敗れることがあっても、翌日開催の甲府戦で岡山が勝利を逃せば昇格決定だ。
2位の横浜FCは、次節の大分戦に勝てば1シーズンでのJ1返り咲きとなる。ただ、大分戦に先駆けて行なわれる甲府対岡山戦が引分け以下に終われば、その時点で2位以内が確定する。
新潟の松橋力蔵監督は、「次節の試合にどれだけ準備ができて挑めるか、そこにかかっていると思います」と、目前の試合をフォーカスする。1試合の積み重ねを大切にするのは、シーズンを通して貫いてきたスタンスだ。
横浜FCの四方田修平監督も、「一体感を持って戦い続けることができているので、これを残り3試合、1試合、1試合ですけど、サポーターとともに何とか昇格を勝ち取りたい」と、次の試合に意識を注ぐ。2022年シーズンのJ1昇格争いは、いよいよクライマックスを迎えた。