■CBの当落予想

 CBのうち吉田麻也冨安健洋伊藤洋輝は確実に本戦行きをつかみ取ることになりそうだ。

 吉田はアメリカ戦で前半に冨安、後半に伊藤とコンビを組んでフル出場。派手なプレーはなかったが、安定したプレーを見せて北中米カリブ海の強豪をシャットアウトしている。冨安はアメリカ戦の前半、CBとして出場して相手のチャンスを潰しつつ、後半は右SBとして攻撃で彩を加える存在として輝いた。伊藤は持ち前の左足のキックを活かして2試合で躍動。エクアドル戦では危険な縦パスのコースを防げなかったシーンも見られたが、クリーンシートに貢献している。

 吉田と冨安は90%、伊藤は80%の確率でカタールW杯に招集されると予想した。

 エクアドル戦でフル出場した谷口彰悟は、相手の強靭なフィジカルに屈することなく無失点に抑えた。PK献上のシーンが評価に響くかもしれないが、それ以外の場面では致命的なミスは見られず。ただ今回招集されていたCB陣の中では4番手ということは否めない。現在長期離脱中で本戦行きが危ぶまれる板倉滉の復帰が間に合うかどうか、ということも影響しそうだ。谷口は当落線上に位置しており、招集確率は60%といったところだろう。

 出番のなかった瀬古歩夢は、カタールW杯行きはかなり厳しいかもしれない。これまで1度もA代表ではピッチに立っておらず、今回もプレーできなかったため、落選が濃厚視される。招集確率は20%と予想した。

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