■新潟は勝てばJ1昇格決定も
当事者にとっても、ファン・サポーターにとっても、楽しみでありながら落ち着かない週末になりそうだ。
J2リーグ39節が、10月1日と2日に行なわれる。
首位のアルビレックス新潟は、1日にアウェイでモンテディオ山形と対戦する。
ここまで勝点77の新潟は、前節終了時点で3位以内が確定している。今節でJ1自動昇格圏の2位以内を決めるには、新潟が山形に勝利し、勝点69で3位のファジアーノ岡山が引分け以下に終わることが条件だ。
山形対新潟戦は、1日の14時にキックオフされる。一方、ツエーゲン金沢対岡山戦は、翌2日の14時キックオフだ。新潟は山形に勝利しても、楽しみでありながら落ち着かない一日を過ごすことになるわけだ。
新潟と山形の今シーズン最初の対戦は、5月29日の19節で実現した。28分にMF松田詠太郎のシュートで先制すると、58分にはMF本間至恩がFW鈴木孝司とのワンツーからネットを揺らす。今夏にベルギー1部の名門クラブ・ブルッヘへ羽ばたいたクラブの至宝は、この試合で1得点1アシストをマークした。
1万9千人超の観衆が集まったデンカビッグスワンは、79分にも歓喜に包まれる。MF伊藤涼太郎が左CKを蹴ると、CB田上大地がヘディングで合わせたのだ。新潟はシュート数でも16対6と圧倒した。敵将ピーター・クラモフスキー監督も、「新潟は勝点3に値する戦いをしました」と、敗戦を素直に受け入れたのだった。