■大会を目前にして4-2-3-1へ回帰
9月23日にアメリカと対峙した際、日本は4-3-3ではなく4-2-3-1を採用。前半はボールを持つことにこだわりを見せず、4-4-2プレッシングで流れを引き寄せ、カウンターから得点を奪ってみせた。
9月27日のエクアドル戦でも同じように4-2-3-1を採用。この試合ではボール保持を中心とした戦いをプランニングしていたはずだが、前半は相手のインテンシティに押されて思うようなサッカーを展開できなかった。それでも上田綺世や相馬勇紀、鎌田大地などの登場で流れを引き戻し、後半は何度かチャンスを手繰り寄せられていた。
この「4-2-3-1回帰」はドイツとスペインを想定したものだと思われる。実際、試合運びが上手くいったアメリカ戦ではCHに強度で戦える遠藤航と守田がスタメンで起用されており、ボール非保持の局面を安定させて戦う狙いが見てとれた。