田中碧にスタメン落ちの可能性。「2度目の変化」を遂げたサッカー日本代表…「4-3-3」→「4-2-3-1回帰」は序列に変動をもたらすの画像
エクアドル戦で先発出場した日本代表・田中碧(フォルトナ・デュッセルドルフ) 撮影:中地拓也

 日本代表はキリンチャレンジカップ2022でアメリカ代表、エクアドル代表と対戦。カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー発表を目前にして、序列に変動がありそうだ。

■「4-2-3-1」→「4-3-3」でアジア予選突破

 かつて日本は、2010年の南アフリカW杯にて岡田武史監督の下、大会前にシステムを4-1-4-1に変更。守備的なサッカーへとシフトチェンジした。それが功を奏して、日本は2度目となる決勝トーナメント進出を果たしている。

 当時と同じように、今回も大会目前でシステムと戦い方に変更が見られた。ただ、森保JAPANはすでに1度変化(へんげ)しているため、これは「2度目の変化」である。

 1度目の変化は、アジア最終予選のオーストラリア戦(ホーム)で見られた。森保一監督はそれまで4-2-3-1を採用していた中、突然4-3-3にシステムを変更。IHに守田英正田中碧を起用し、ボール保持を安定させて勝利をつかみとった。そのまま最終予選は4-3-3で戦い、チームの基本システムとして定着。見事に7大会連続のW杯出場を決めている。

 そしてアジア予選が終わってからも4-3-3でのボール保持を継続。6月シリーズではFIFAランキング1位のブラジル相手にもポゼッションを志向していた。

 しかし、ここに来て2度目の変化が訪れる。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4