■横浜FCは山形に完敗で3戦勝ちなし!
2位の横浜FCは、手痛い敗戦を喫した。
対戦相手のモンテディオ山形は、前節終了時点で8位だ。ピーター・クラモフスキー監督のチームは消化試合数がひとつ少ないが、J1参入プレーオフ圏へ浮上するには負けられない試合だった。モチベーションは高い。
それにしても、横浜FCは自分たちの強みを発揮できなかった。前半は何度も決定機を作られ、後半はやや盛り返したものの、スコアを動かすには至らない。79分と83分にチアゴ・アウベスにゴールを割られ、0対2で敗れしまった。
四方田修平監督率いる横浜FCは、これで3試合勝利から遠ざかっている。34節のレノファ山口FC戦は3対1から引き分けに持ちこまれ、前節の栃木SC戦はスコアレスドローだった。そして今節は、2試合連続の無得点である。山形のパフォーマンスが素晴らしかったのは事実だが、横浜FCにとっては厳しい結果となった。
試合後の四方田監督は「終わったことはもう取り戻せないので、次に切り替えて、残り6試合しっかりと勝ち切れるようにやっていきたい」と話し、「(リーグ戦は)最後のところへ来ていますので、一体感を崩さずにやっていきたい」と前を向いた。
3位の岡山も敗れたことで、両チームの勝点差は「5」のままだ。気になるのは得失点差だろう。横浜FCはプラス14で、岡山はプラス17だ。勝点で並ぶと岡山が上へいく可能性がある。横浜FCがJ1昇格を果たすには、停滞感をすぐにでも払拭し、もう一度アクセルを踏み込まなければならない。