【J2第35節プレビュー「大決断」】ベガルタ仙台、J1昇格への「勝負手」!「原崎政人監督を解任」“3週間前までジュビロ磐田を指揮”伊藤彰新監督招へいの「狙い」と「強み」【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
伊藤彰新監督(仙台)   撮影:中地拓也
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■仙台が原崎監督を解任!前磐田の伊藤彰監督が就任

 4位のベガルタ仙台が、勝負手に出た。

 9月6日、原崎政人監督との契約を解除したのだ。佐々木知廣代表取締役社長はクラブの公式サイト上で、「一年でJ1復帰を果たすことを目標に、一丸となって取り組んできました。その目標を完遂するため、停滞する現状を打開し、いま一度心を新たにしてリーグ戦に臨むため、苦渋の決断ではありますが指揮官交代を選択しました」と説明した。

 仙台は前半戦を2位で折り返したものの、後半戦は4勝3分6敗とペースダウンが著しい。31節からは4連敗を喫し、横浜FCアルビレックス新潟との3強から脱落してしまった。J1自動昇格圏の2位の新潟とは勝点10差で、3位のファジアーノ岡山にも勝点5差をつけられている。

 後任監督には伊藤彰氏が就いた。7日に就任会見に臨んだ新監督は、2日前の5日にオファーがあったことを明かした。慌ただしい交代劇だったことが分かる。

 なぜ、伊藤監督なのか。

 49歳の新監督は、8月14日J1のジュビロ磐田を指揮していた。就任1試合目から負けられない状況のチームを、現場から長く離れていた人材に託すのはリスクが大きい。ギリギリの勝負に挑む準備ができている意味で、つい先日まで現場に立っていた伊藤監督は適任と言える。

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