■仙台が原崎監督を解任!前磐田の伊藤彰監督が就任
4位のベガルタ仙台が、勝負手に出た。
9月6日、原崎政人監督との契約を解除したのだ。佐々木知廣代表取締役社長はクラブの公式サイト上で、「一年でJ1復帰を果たすことを目標に、一丸となって取り組んできました。その目標を完遂するため、停滞する現状を打開し、いま一度心を新たにしてリーグ戦に臨むため、苦渋の決断ではありますが指揮官交代を選択しました」と説明した。
仙台は前半戦を2位で折り返したものの、後半戦は4勝3分6敗とペースダウンが著しい。31節からは4連敗を喫し、横浜FC、アルビレックス新潟との3強から脱落してしまった。J1自動昇格圏の2位の新潟とは勝点10差で、3位のファジアーノ岡山にも勝点5差をつけられている。
後任監督には伊藤彰氏が就いた。7日に就任会見に臨んだ新監督は、2日前の5日にオファーがあったことを明かした。慌ただしい交代劇だったことが分かる。
なぜ、伊藤監督なのか。
49歳の新監督は、8月14日J1のジュビロ磐田を指揮していた。就任1試合目から負けられない状況のチームを、現場から長く離れていた人材に託すのはリスクが大きい。ギリギリの勝負に挑む準備ができている意味で、つい先日まで現場に立っていた伊藤監督は適任と言える。