■横浜ＦＭを待つ難敵
９月の２週目の水曜日には、横浜ＦＭのゲームがあり、これが終わると両チームの消化試合数が同じになって、優勝争いはさらに分かりやすくなる。
水曜日に横浜ＦＭが戦うのは、前節に川崎を破ったばかりの湘南ベルマーレだ。
横浜ＦＭはチームの状態が良くない。そして、長く試合がないという状況から一気に中３日での連戦が続くことになる。このリズム（試合間隔）の変化にうまく対応できるかどうかがまず大きな分岐点となるだろう。
一方、湘南の方も中３日での連戦となる。だが、湘南は８月にはゲームが２試合しかなく、十分な休養を取った後の連戦だ。そして、８月最後（８月２１日）の鹿島アントラーズ戦は、決定力不足のために１対１の引き分けに終わったものの、内容的には上位にいる鹿島を押し込んだ非常に良い内容の試合だった。そして、９月に入って最初の勝利で川崎相手の逆転勝利。しかも、ゴールから遠ざかっていたエースの町野修斗も、ＰＫとは言えども得点を奪っている。
川崎相手の勝利で自信を深めた湘南は、横浜ＦＭにとってそう簡単な相手ではない。横浜ＦＭにとっては、湘南戦、アビスパ福岡戦と下位チーム相手とはいえ、９月第２週の連戦を乗り切ることが優勝への大きな関門となる。
