■8月25日/AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝 全北現代モータース 2―2(PK戦:1―3) 浦和レッズ(埼スタ)
浦和レッズが激闘を制した。
3年ぶりとなったACL準決勝で相まみえたのは全北現代モータース。準々決勝でヴィッセル神戸を下してベスト4へと名を連ねたチームだ。
その相手に対して浦和は、立ち上がりから積極的にプレッシングをかけて、序盤の流れをものにしようと試みる。ボールを持った際には大畑歩夢とアレクサンダー・ショルツを高い位置に上げて左サイドから前進し、右サイドでダヴィド・モーベルグを余らせるような陣形をとる。
すると11分、岩尾憲が左から右へサイドチェンジすると、相手のクリアがラインを割ってスローインに。これをリスタートさせると、ハーフスペースを駆け上がった酒井宏樹がモーベルグからパスを受け、ゴール前に素早いクロスを送る。これに合わせたのは松尾佑介。準々決勝では開始1分でネットを揺らしながらも、ハンドの判定でノーゴールに終わった背番号11がこの大一番で正真正銘のゴールを奪った。
スコアが動き、時間が進むにつれて浦和はボール非保持の局面が続くことになる。そのなかで相手CHのポジショニングやモドゥ・バーロウの突破力などにやや苦しみ、ゴールに何度か迫られるも、なんとか1-0リードで折り返した。