■最後の決定機を決められず…試合は延長戦へ

 後半が始まって7分、浦和はいきなりピンチを迎える。左サイドから攻め込まれ、バーロウにカットインされて中にパスを出されると、ペナルティエリア内で待っていたソン・ミンギュにボールが渡った。ここに大畑がスライディングタックルを仕掛けるも、相手の足にいってしまいPK判定を取られてしまう。

 オンフィールドレビューが実施されるも判定は覆らず、このPKを決められて1-1に追いつかれてしまった。

 その後スコアは動くことなく試合が進むと、浦和は79分に大畑、松尾、小泉佳穂を下げて明本考浩キャスパー・ユンカー江坂任を投入。ここからユンカーへ向けた裏へのロングボールを駆使して相手ゴールに迫っていく。

 そして90分が経過し、アディショナルタイムが5分取られて95分台に突入したとき、この途中出場の3人によって最大の決定機を迎える。

 左ハーフスペースを駆け上がった明本から中央の江坂にパスが渡ると、江坂はこれをワンタッチでユンカーに送った。ペナルティエリア内でフリーになったユンカーは飛び出してきたGKイ・ボムスの左側へシュートを打つも、ボールはポストに当たってゴールならず。こぼれ球を拾った江坂のシュートも防がれてしまい、土壇場での勝ち越しを逃してしまった。

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