■明治安田生命J2第30節 ツエーゲン金沢 1―4 ベガルタ仙台 (石川県西部緑地公園)
8月6日、ツエーゲン金沢とベガルタ仙台が対戦したのだが、その試合前に仙台は公式ツイッターを更新。現地でのサポーターの様子を収めた動画の再生回数が3万4000回を超えの話題となっている。
19時キックオフの試合を前にした午後6時35分、「【8/6 J2 金沢戦】896日ぶりの声援が、チームへ届きました 声を力に変えて勝利へ」のテキストとともに公開されたのは、アウェイに駆け付けた仙台サポーターだ。金色に染まったゴール裏からは、「魂こがして」のチャントが聞こえてくる。実は仙台にとって、これがコロナ禍になってから初めての「声出し応援」なのだ。
大きな声量に包まれながら入場した仙台イレブンは、サポーターにあいさつ。ウォーミングアップへと向かう様子が映っている。
続けて、流されたのは「TWISTED」。ユアスタから遠く離れた北陸の空に、仙台の定番応援歌が鳴り響いたのだ。
6月12日に行われたルヴァン杯プレーオフ第2戦の鹿島アントラーズ―アビスパ福岡戦を皮切りに各地で声出し応援の実証実験が行われているが、仙台はこの金沢戦が初めての声出し応援の実証試合となる。この間に移籍してきた選手にとっては、初めて耳にするリズムだったかもしれない。