■横断幕は21時25分過ぎまで掲げられる
この横断幕は21時25分過ぎまでサポーター席に掲げられており、掲示時間は比較的長きにわたった。また、その間、警備員などとトラブルになることもなく、一番前に掲げられた「公平な処分Jリーグへ心から願う理想の姿」から自主的に片づけられていった。
声出し応援で注目を浴びる浦和サポーターだが、この試合で声出し応援をすることはなかった。先述したように、和やかな雰囲気だった。
この試合では、川崎フロンターレが最大の登録人数よりも2人少ない16人のエントリーで、しかも、控え5人のうち、3人がGKという満身創痍の臨戦態勢で挑んだ。新型コロナの陽性反応者が多数出たため、試合を成立させるためのギリギリの判断だった。鬼木達監督は、「問題提起になれば」と試合後に話しており、コロナ禍での運営は難しいものとなっている。
この試合の横断幕を、そして、川崎の登録メンバー問題をどう扱うのか、注目が集まる。