■7月30日/明治安田生命J1第23節 浦和レッズ 3-1 川崎フロンターレ(埼スタ)
Jリーグ中断明けの初戦となる川崎フロンターレ戦で浦和レッズは快勝したが、試合が終わって選手が引き上げると、浦和サポーターは抗議の横断幕を掲げた。その枚数は6枚とこれまでにないボリュームで、内容も含めJリーグに対する抗議が強く表れていた。
和やかな雰囲気だった。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、浦和イレブンが埼玉スタジアムを一周。3-1で勝利したこともあって、サポーターも選手も顔に浮かぶのは笑顔だった。リカルド・ロドリゲス監督ら多くの選手が一周し、続けて伊藤敦樹と松尾佑介の2人が、さらにそのあとを岩尾憲が追ってサポーターにあいさつした。そのあとのことだ。
ゴール裏の熱いサポーターが集まるエリアに、6枚の横断幕が掲げられた。最も目立つ場所に広げられたのは、「公平な処分Jリーグへ心から願う理想の姿」というメッセージで、黒字で書かれたJリーグの文字には、赤く×印がされていた。
また、最も上方にあったのは、「百年構想?30年目でオワコン興行」というもので、オワコンという言葉を使ってJリーグを強く非難する言葉だった。