■大会MVPに選ばれた相馬の評価は?
ルーキーながらサンフレッチェ広島で結果を残している満田誠は、中国戦で69分に投入されたが、主戦場ではない右SHでのプレーとなり見せ場を作れなかった。5-4-1で守る相手の牙城を崩せず、韓国戦でもほとんど出番を与えられないまま大会を終えている。やや厳しいがB-とした。同じく広島から選ばれた森島司もB-。前回のE-1では攻撃の中心となったが、今回は中国戦で左SHという本職ではないポジションでのプレーとなり、あまり良いパフォーマンスは披露できなかった。
そして2人と同じように広島から選出された野津田岳人はB評価に。中国戦ではビルドアップに彩を加え、持ち前のゲームメイク力を見せた。
その野津田の相方として中国戦に出場し、韓国戦でも終盤にプレーした橋本拳人もB。中国戦では得点にはつなげられなかったが、得意のボール狩りを見せて危ないシーンをつくらせなかった。
3試合すべてに出場した脇坂泰斗も同じくB評価となった。ファイナルサードでの鋭いターンや創造力はこのチームで唯一無二のものではあるが、結果につなげられなかったのが惜しいところだ。
そして3得点を記録して町野とともに得点王となり、大会MVPにも選ばれた相馬勇紀は最高評価のA+とした。何度も相手左サイドを切り裂いたドリブルは切れ味抜群で、香港戦と韓国戦では値千金の先制ゴールを記録。初陣にて開始2分で奪ったFK弾は日本代表に勢いをもたらした。