【E1分析】日本代表「ミスマッチでの自滅」が目立つゲームで「最も犠牲になった選手」【日本代表vs中国代表】(2)の画像
センターバックの裏をカバーする小池龍太 日本代表vs中国代表(20220724)撮影/原壮史
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【EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会 日本代表vs中国代表 2022年7月24日 19:20キックオフ】
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 中国の奮闘の他に、選手の配置や試合展開とのミスマッチによる自滅、という側面もあった。

 たとえば、サンフレッチェ広島コンビとなった左サイドがそうだ。右サイドがマリノスコンビで機能したのとは対照的に、同クラブの選手で組んだものの左サイドは機能しなかった。

 佐々木翔は左サイドバックとしてフィジカルの強さと守備力の高さを示したものの、高い位置での攻撃の際に流れの中で突破口を作ることがストロングポイントではない。左サイドハーフとして起用された森島司は、クラブではインサイド寄りでの起用で輝いている選手で、外でボールを持つことがスタートになる役割をしなければならないのはもったいなかった。結果、中国は右サイドの宮市亮のスピードに対処することに注力できた。

細谷真大のシュートは枠の外へ 日本代表vs中国代表(20220724)撮影/原壮史

 たとえ普段同じチームでプレーしている関係でも、普段とは違う起用法や試合展開で輝くことは困難だった。途中出場となった満田誠も森島と同様で、普段(シャドー・インサイドハーフ)とは違う右サイドハーフとしてプレーすることになった。

 3-4-2-1の広島と4-2-3-1の日本代表ではそもそも同じポジションでプレーする機会を得ることが難しいが、この日のベースは広島の選手たち(スタメンに5人)。選手配置と特長のミスマッチは、予め想定できるものだった。

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