■7月24日/E-1選手権 日本代表 0-0 中国代表(豊スタ)
E-1を戦う日本代表は、第2戦で中国代表と相まみえた。
5-4-1で守る中国に対して、戦前の予想通り日本がボールを握る展開に。橋本拳人、野津田岳人、脇坂泰斗の中盤3選手が流動的に位置を入れ替えて、4-2-3-1と4-3-3を行き来するようなシステムで攻撃を仕掛けた。
ただ、グループ単位で再現性を持ってチャンスを作れていたのは右サイドからのアタックだけ。ここにはSBに小池龍太、SHに宮市亮という横浜F・マリノスのコンビが選出されている。大外レーンとハーフスペースのどちらでもプレーできる両者は、クラブでの関係性そのままに、状況ごとにエリアの棲み分けを行っていた。
しかし、小池の巧みなポジショニングと宮市の突破、もしくは脇坂の個の能力に頼るくらいしか得点への突破口は見えなかった。攻め急ぐ選手とゆっくりビルドアップをしたい選手が同時に存在してしまい、歯車が噛み合わずに前半を0-0で終えている。