■7月23日/プレシーズンマッチ PSG 3-0 浦和(埼スタ)
■ムバッペが1ゴール
浦和レッズがパリ・サンジェルマン(PSG)を埼スタに迎えた一戦。
開始直後に押し込んだのはホームの浦和だった。松尾佑介がGKケイラー・ナバスをかわしてシュートを打つもギリギリで防がれてしまったが、そこからは前を向かせないプレッシングと鋭いカウンターのセットでPSGに思い通りのビルドアップをさせなかった。特にCH2人と松尾、小泉の寄せは秀逸で、クリーンな形で繋がせることをシャットアウトし続けていた。
しかしその反面、浦和はボール保持の局面になった途端に苦しみ出す。自分たちはGKと2CBと2CHを合わせて5人、相手はトップ下と2トップを合わせて3人。深い位置で2人分の数的優位ができていたものの、Jリーグでは見ないレベルの強度の高い守備に苦しむこととなった。ターンした瞬間には寄せられてスペースが縮小されており、縦パスが出せない状況が続いた。
ここに小泉佳穂が絡んでなんとか脱出する場面もあったが、いつものペースでビルドアップさせてくれなかったことは選手にとって衝撃だったであろう。
結局、ボールを持つもののラインを上げられずに押し込まれ、クリアを拾われたところからパブロ・サラビアに得点を決められてしまった。そして35分にはキリアン・エムバペに右サイドをカットインされてネットを揺らされる。0ー2で試合を折り返した。