■3位仙台が4位長崎と激突
E-1選手権の開催期間中もリーグ戦が行なわれるJ2は、7月23、24日開催の28節に上位対決が組まれている。
ホームの仙台は23節から5試合連続負けなし(3勝2分)だ。24節のFC町田ゼルビア戦、25節のヴァンフォーレ甲府戦で3得点を記録し、前節のいわてグルージャ盛岡戦は5得点と、リーグ最多得点を誇る攻撃陣が好調だ。
原崎政人監督が指揮する仙台は、試合の入りに注意する必要がある。長崎は試合開始から15分までの間に、総得点の3分の1に相当する11得点を記録している。リーグでもトップの数字だ。
24節の甲府戦は9分にMF加藤大が、26節の岩手戦は10分にFWエジガル・ジュニオが、先制点を叩き出している。前節の町田戦でも、9分にエジガルが先制弾をマークした。3試合連続得点中のブラジル人FWを抑えることは、仙台にとって勝利への必要条件となる。
長崎戦に闘志を燃やすのはMF氣田亮真だろう。
20年に大卒ルーキーで長崎入りした氣田は、手倉森誠監督(当時)のもとで32試合出場4得点2アシストのスタッツを残した。翌21年は手倉森監督の仙台復帰とともに引き抜かれ、J1へ戦いの舞台を移した。
古巣対決となった5月の長崎戦では、勝利を決定づける2点目をマークした。しかし、シーズン5得点目となるこの一撃を最後に、氣田は12試合ゴールから遠ざかっている。長崎のファン・サポーターに成長した姿を見せ、仙台を勝利に導いたいと考えているに違いない。