■横浜FMの適応型SB

 現在J1で首位を走る横浜F・マリノス。「誰が出てもマリノスらしいサッカーができる」と言われる安定したチーム戦術を誇るが、そのなかで欠かせない存在なのが小池龍太だ。

 昨季に加入すると、アンジェ・ポステコグルー監督の下で1年目からレギュラーの座をつかみ、ケヴィン・マスカット監督体制になってからもコンスタントにプレー機会を得て2位フィニッシュに貢献。本職は右SBだが左SBをこなすことができ、CBでプレーすることも。

 さらに、今季リーグ戦では中盤でもプレーし、マスカット監督の求める戦術的な動きを完遂。持ち前の適応力を発揮して、ここまで15試合で3ゴール2アシストを記録している。

 また、誰よりも多く上下動を繰り返すのにも関わらず、スタメンでプレーしたときは必ずフル出場。アジアチャンピオンズリーグACL)でもグループステージ全6試合のうち4試合に出場しており、短期決戦に必要な耐久性も兼ね備えている。

 成長を止めない26歳のDFは、ここに来て代表デビューを果たすことになるのだろうか。

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