7月19~26日にEAFF E-1選手権が開催される。香港、中国、韓国が出場するこの大会に臨む日本代表メンバーは、13日に発表される予定だ。FIFA国際マッチデーではない今大会は、海外組を呼ぶことができないなど難しさもある。11月のカタール・ワールドカップ、さらにその先へとつなげるために、いかにこの大会を戦うべきか。ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が語り合った。
■狙い目は五輪世代の少し上
大住「後藤さんはU-21中心で、という考えだけど、その世代はJ2でプレーする選手が多くて、J2は大会期間中もリーグ戦があるから呼びにくいんだよね」
後藤「U-21もそうなんだけど、一番押さえておきたいのは、それより1つか2つ年上の世代だよね。今後、オリンピックを目指すチームには呼べない世代だね。だから、これから伸びそうな23歳とか24歳くらいの選手を呼ぶべきだよ」
大住「例えば誰?」
後藤「24歳の橘田健人とか。結構良い選手がいるんだよ」
大住「その年代だとサガン鳥栖の垣田裕暉とか、岩崎悠人もそうだよね。浦和の明本考浩も24歳だ。鹿島アントラーズの樋口雄太もいる。Jリーグで本当に素晴らしい活躍をしている選手たちを、良い時に呼んで良さを出させるというのは非常に重要だと思う」
後藤「横浜F・マリノスの岩田智輝も良いよ。東京五輪世代のチームに呼ばれたけど、本大会には出られなかった選手もいる。J2だけど、高宇洋もアルビレックス新潟で良い仕事をしてるでしょ。そういう選手たちは試しておくべきだと思うし、国際大会でプレーさせるべきだね。小川航基も呼びたいけど、海外に行くという報道もあったね」