■最強チームに食い込む若手

――確かに、五輪に出なくても花開く選手はいます。

後藤「小川は年代別代表に入り続けていたけど、ようやく今シーズン花開いたというか、本来の力を出せた。そういう選手をしっかり拾えるといいよね。カタール・ワールドカップ行きに直結するような選手が何人いるか分からないけど、基本的にはパリ・オリンピックや4年後のワールドカップに期待するような選手を呼んだらいい。3年前のE-1選手権も、そういう感じだった」

大住「違う考え方をすると、Jリーグの日本人最強チームで臨む、という手もあるよ。ホームで開催されるし、選手にとって日本代表といのは重要な経歴になるからね。今のJリーグで活躍している選手を、20代後半であろうと年齢にかかわらず選んでいくという要素があっても良いと思うけど」

後藤「どちらにするか、しっかり決めてやるべきだよね。最強チームをつくるなら絶対優勝するつもりで戦うべきだし、若い選手に経験を積ませる場だとしたら3試合でいろいろな選手を試すべきだし。その辺をあいまいにしたままチームをつくっちゃうと、何のためにやっているのか分からなくなってしまう」

大住「最強チームに若い選手が入る可能性も十分あると思うよ。横浜F・マリノスの藤田譲瑠チマなんて、あのポジションで間違いなく今Jリーグでナンバーワンのポジションの選手だと思う。鈴木唯人も十分可能性はある」

後藤「柏レイソル細谷真大も入ってくるだろうね。最強チームでも、U-21の選手が4、5人は入るよね」

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