EAFF E-1サッカー選手権2022が7月19日から27日にかけて日本で行われる。森保一監督は国内組の招集を明言しており、ワールドカップ本番前に新戦力の発掘が期待できる。
今回は、浦和レッズから招集される可能性のある選手4人を選出した。
■ユーティリティな明本は旗手怜央のライバルに
浦和にとって必要不可欠な存在である明本考浩は、ぜひ日本代表で見てみたい選手。その特徴は何と言っても高いユーティリティ性だ。
CFとしてスタメン出場したのに終盤には左SBへ移動している光景は、もはやサポーターにとって「日常」となっている。6月26日のJ1リーグ第18節ヴィッセル神戸戦では、右SH→CF→左SB→CF→左WBという、目まぐるしいポジション変更に難なく対応。3バックの一角として出場した試合もあり、その万能性は間違いなくリーグトップだ。
ただ、日本人でユーティリティ性のある選手と言えば旗手怜央が最初に思い浮かぶ人がほとんどのはず。単純なパフォーマンスレベルは旗手の方が高く、明本の前に立ちはだかる強力なライバルになるだろう。
しかし、こなせるポジション数は明本の方が多い。ユーティリティ性の価値が存分に発揮されるのはシステム変更を実行するときであるため、4バックと3バックを使い分けることを志向する森保監督との相性もいいはず。さらに短期決戦では負荷が高まって疲労が溜まりやすいため、各ポジションで人員不足が起こる可能性があることも、招集すべき理由になる。
日本代表における「ミスターポリバレント」の座を奪うべく、明本は旗手の牙城崩しに挑む。