■GKは2人選出もあり得る
今シーズンの浦和には、知る人ぞ知る世界的GKコーチのジョアン・ミレッがチームに入閣。その恩恵を受けている西川周作と鈴木彩艶も代表候補に挙がる。
既に代表経験がある西川はさらなる進化を遂げており、特にクロス対応の安定感は格段に上がった。キック精度の高さも健在で、ビルドアップでも数的優位の形成&効果的なポゼッションに貢献している。サッカーにおいてGKは1人しか起用できないため越えるべき壁は高いが、同じフィールドプレーヤー型GKとしてプレーするシュミット・ダニエルが1番のライバルになるだろう。
また、若き守護神の鈴木もE-1に選ばれてもおかしくない存在だ。今季はリーグ出場数こそ「0」であるものの、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)でグループステージの4試合に出場。360分間で失点を2に抑え、決勝トーナメント進出に貢献した。さらに先日のU-23アジアカップでは19歳ながらU-21日本代表のレギュラーとして活躍し、3位フィニッシュへと導いている。ライバルとしては、同じ若手GKである谷晃生や大迫敬介が挙げられる。
国内トップクラスの実力を誇る西川と鈴木なら、2人揃って選出される可能性も十分にあるだろう。
リーグ前半戦は不甲斐ない結果となったが、J1有数の実力者が在籍する浦和であれば複数選手が呼ばれても不思議ではない。