■鹿島から複数選手を呼ぶ可能性

 日本代表でも過去には、阿部勇樹氏や今野泰幸などボランチとCBの両方で出場していた。今期の三竿はCBでプレーする試合が多いが、7月2日の柏レイソル戦では9試合ぶりにボランチとしてプレー。中盤と最終ラインの両方でプレーできることを改めて証明した。ボランチとCBの両方でプレーできる選手は、代表では板倉滉がいる。アンカーでもプレーできる三竿は遠藤航と競争させても面白い。ワールドカップ本番前に代表でも計算できる選手にまでなれるかどうか注目だ。

 現在27歳の安西幸輝は左サイドバックのポジション争いをうかがうかもしれない選手だ。そのプレースタイルは、積極果敢な攻撃参加から鋭いドリブル突破や的確なクロスを供給できるサイドバックである。海外経験もあり、さらに日本代表経験もあるこのサイドバックは、森保監督がEー1で目をつけてもおかしくない。日本代表の右SBとして活躍した内田篤人氏が背負っていた背番号2をつけ、約9か月ぶりの代表復帰となるだろうか。

 現時点で、クラブからの招集人数の縛りやレギュレーションは分かっていない。しかし、鹿島からは複数の選手が呼ばれてもおかしくないだろう。

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