6月30日、川崎フロンターレの小林悠らが7月2日のJ1リーグC大阪戦(ヨドコウ)を前に、オンライン取材に応じた。C大阪は前回対戦で大敗した相手でもあり、6月29日に行われたルヴァンカップのプライムステージ組み合わせオープンドローで、7月の対戦が決まった相手でもある。
今、川崎で得点の匂いを感じさせる男が、C大阪戦での勝利に向けてイメージを高めている。
「磐田戦は前半、すごく押し込んでいい攻撃ができていた。ただ、押し込んだ後、どうしていくか、(今週の練習で)鬼さん(鬼木達監督)が落とし込んだと思うので。そこからどう攻めるか、得点にするか」
自身が先発した前節・ジュビロ磐田戦は、最初の45分でハーフコートゲームを演じた。その勢いのまま、前半にDF山根司来のゴールで先制してみせた。しかし、そのいい時間帯に1点しか奪えなかったことで、結果は引き分けに終わっていた。試合後、指揮官が「もう1点、2点と、取り切らないといけない」と悔やんだように、得点を重ねることの重要性は改めてチームで共有したからこその、今週の落とし込みだろう。
それをやり切る自信もある。「相手の陣地の中でやれれば、みんなの距離は自ずとと近くなる。そうなれば、狭い中でも崩していける技術のある選手がいっぱいいる」と話すように、相手ゴール付近に押し込んで、人数をかけながらアイデアや技術を駆使して崩すことこそがフロンターレの本来のやり方だ。