久保建英の新シーズンが噂になっている。スペインのクラブが、候補に挙がっているようだ。ビッグクラブではないが、2021-22シーズンも6位で終えた名門だ。蹴球放浪家・後藤健生は20年前、すでにそのクラブの本拠地を調査していた。
■都市名が入っていないクラブ名
「久保建英がレアル・ソシエダに移籍か?」というニュースがありました。今の状態ではレアル・マドリード入りは難しいでしょうから、ワールドカップを前にして久保くんが来季どこのクラブでプレーするのか、大いに注目したいものです。
さて、「レアル・ソシエダ」は、スペイン北部バスク地方のサンセバスティアンにあるクラブ。正式名称は「レアル・ソシエダード・デ・フートボル」です。
「ソシエダード」とは英語の「ソサエティ」に当たるスペイン語ですから、要するに「フットボール・クラブ」といった意味。クラブ名には都市名など固有名詞がまったく含まれていません。そして、1910年にサンセバスティアンに滞在していた国王アルフォンソ13世から「レアル」の称号を授与されたので、以後「レアル・ソシエダード」と呼ばれるようになったわけです(「ソシエダード」の最後の「ド」には母音が付いていないので、単なる「d」。ほとんど聞こえません。それで「ソシエダ」と表記されるのです)。