後藤健生の「蹴球放浪記」第116回「久保建英の“移籍先候補”レアル・ソシエダのあるサンセバスティアンの思い出」の巻(1)着陸前から美しさがあふれる街並みの画像
2002年のスペイン取材時に観戦したラージョ対レアルのマドリード・ダービーのチケット 提供/後藤健生

 久保建英の新シーズンが噂になっている。スペインのクラブが、候補に挙がっているようだ。ビッグクラブではないが、2021-22シーズンも6位で終えた名門だ。蹴球放浪家・後藤健生は20年前、すでにそのクラブの本拠地を調査していた。

■都市名が入っていないクラブ名

「久保建英がレアル・ソシエダに移籍か?」というニュースがありました。今の状態ではレアル・マドリード入りは難しいでしょうから、ワールドカップを前にして久保くんが来季どこのクラブでプレーするのか、大いに注目したいものです。

 さて、「レアル・ソシエダ」は、スペイン北部バスク地方のサンセバスティアンにあるクラブ。正式名称は「レアル・ソシエダード・デ・フートボル」です。

「ソシエダード」とは英語の「ソサエティ」に当たるスペイン語ですから、要するに「フットボール・クラブ」といった意味。クラブ名には都市名など固有名詞がまったく含まれていません。そして、1910年にサンセバスティアンに滞在していた国王アルフォンソ13世から「レアル」の称号を授与されたので、以後「レアル・ソシエダード」と呼ばれるようになったわけです(「ソシエダード」の最後の「ド」には母音が付いていないので、単なる「d」。ほとんど聞こえません。それで「ソシエダ」と表記されるのです)。

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