■ブラジル人FW不在で横浜FCの前線は?
J1昇格争いを左右する6ポイントマッチだ。
6月26日のJ2第23節で、首位のアルビレックス新潟と2位の横浜FCが直接対決するのだ。
ホームの横浜は、6月22日に天皇杯3回戦を戦った。四方田修平監督は直近のリーグ戦からスタメンを総入れ替えし、J1のサンフレッチェ広島に挑んだ。結果は0対5の大敗に終わったが、75分に3点目を喫するまでは粘り強い戦いを演じた。
むしろ、天皇杯3回戦ではフェリペ・ヴィゼウの負傷退場が気になる。前節のベガルタ仙台戦で先制点を決めたサウロ・ミネイロが、新潟戦は累積警告で出場できない。さらにヴィゼウも欠くことになると、1トップ+2シャドーの組合せがどうなるのか。
仙台戦に途中出場した渡邉千真か、仙台戦でリーグ戦今シーズン初得点を決め、天皇杯にも先発した松浦拓弥か。いくつかの選択肢があるなかで、四方田監督のチョイスが注目される。
好材料は小川航基の復調だろう。4月23日の11節から5月21日の17節まで、およそ1か月ゴールから遠ざかったが、18節のいわてグルージャ盛岡戦で8試合ぶりにネットを揺らすと、21節のツエーゲン金沢戦、22節の仙台戦と2試合連続で得点を記録している。
「チームが苦しいときに結果を残せるのがストライカー。自分のゴールでチームを勝利へ導く」と話してきた24歳にとって、首位・新潟との直接対決は自らの存在意義を証明する舞台となるはずだ。