■コスタリカ戦の問題点
――勝点を計算すると、ついに対戦相手がコスタリカに決まった2戦目が、やはり重要になりますか。
大住「スペインとドイツが入ったグループで、計算してもしょうがないと思うんだよね。一戦一戦、戦うだけだよね。初戦でドイツ戦と引き分けて喜んでも、次の試合でころっとコスタリカに負けたら、全然意味がない」
後藤「そうなったら、最終戦でスペインに勝てばいいじゃない。スペインが早々と連勝して、最終戦でメンバーを落としてくれるかもしれないよ」
大住「そうなんだけどね。ただ、今回のシリーズを見ても、ブラジル戦とチュニジア戦では、やっぱり心構えが違うんだよね。メンバーは違うんだけど」
後藤「人間がやっていることなんだから、しょうがないでしょう」
大住「そうなんだけど、ドイツに引き分けた後にコスタリカに負けたら、本当にもったいないことになる。ドイツと同じ心構えで、コスタリカと対戦してほしいな」
後藤「第2戦で勝つか負けるかは分からないけど、僕はそんな心配はしていない。コスタリカには今回のチュニジアくらい、あるいはそれ以上の力があると想定しなければいけないし、日本の選手の気が抜けて、パフォーマンスが落ちることはないと思う」
大住「ドイツ戦と同じテンションでできるか、すごく心配だよね」
後藤「それは、どこのチームでも同じだと思う。人間なら当然のこと。落ち幅をいかに小さくするか、というのが論理的な話だと思う」
大住「そうかな。とにかく、そういう気持ちでやっていたら勝点を落とすことになるよ、という話だよ」