後藤「サブ組が、サブ組としてチームが完成しちゃうというのは、よくあることだよね」
大住「ユニットとしてスペシャルな練習するとか、翌日に先発しないから30分長く練習するといったことでも構わないと思うんだよね。そういうふうにして、ユニットをつくらないと」
■先発ではなくてもいてほしい選手
後藤「じゃあ、ガーナ戦で良かった山根と堂安と久保をセットにしようか」
大住「それはありだと思うよ。酒井宏樹が万全な状態で、力強い守備や1人で突破するようなプレーを見せた後で、その3人を出してコンビネーションで崩すとか。山根はシュート力があるから、活かす価値はあると思うんだよね」
後藤「そうそう。もしかしたら山根はワールドカップで先発はないかもしれないけど、メンバーには絶対に置いておきたい選手」
――6月シリーズで、ワールドカップの戦い方のイメージはできましたか。
大住「うーん、何しろ、どの試合でも攻撃が課題になっちゃったからね」
後藤「日本はやはり中盤でゲームを支配しないとどうにもならないなというのが、チュニジア戦の大教訓でしょう。守備と中盤が機能すれば、ブラジル相手にもあそこまで粘れるんだよ。PKさえなければ、本番なら勝点1にあたる引き分けに持ち込めたかもしれない。大崩れしないで0-0で進めれば、幸運な得点など何かが起こる可能性があるのがサッカーだから」