■サポーターの言いたいことは痛いほど分かっていた
一悶着があったとはいえ、サポーターが言いたかったことは選手たちも痛いほどわかっていた。
常本は「(鹿島サポーターの)声援の中でプレーする、という夢は叶った」としつつ「また応援してもらえるように、結果を求めて戦っていきたい」と続けた。この日の2ゴールではいずれも大きな役割を果たした彼だが「タイトルを求められるチームでやっているので、敗退の責任を感じている」と言葉を使った。
今シーズンは海外から復帰した鈴木が“強い鹿島”を再び見せるべく奮闘を続けてきたが、その姿は若いチームに(鈴木もまだ26歳ではあるが)鹿島らしさを少しずつ植え付けている。この日は手厳しいものになったが、声援もまた、それを加速させることになるのだろう。
■試合結果
鹿島アントラーズ 2―1 アビスパ福岡
■得点
34分 エヴェラウド(鹿島)
40分 仲間隼斗(鹿島)
45+5分 山岸祐也(福岡)