ガーナ戦(ノエスタ)翌日の6月11日、日本代表は次なる14日のチュニジア戦(パナスタ)に向けて大阪に移動。大阪府内で練習を行った。
ガーナ戦に出場した多くのメンバーは軽いメニューをこなすだけにとどめ、他の選手は雨の中で精力的にメニューをこなした。DF冨安健洋が、5月31日に代表に合流して以降、初めてフルメニューを消化した一方で、上田綺世と伊東純也が練習を回避した。ガーナ戦での接触が原因というが、大事には至ってないという。
この練習で、途中からビブス組5人とビブスなし組5人の2グループに分かれてメニューをこなした。攻撃の組み立てを意識したメニューで、ビブスをつけた5人は「中山雄太、原口元気、鎌田大地、前田大然、浅野拓磨」。ビブスなし組は「長友佑都、冨安健洋、田中碧、南野拓実、古橋亨梧」の5人だ。それぞれのメニューに応じてGK3人が混じりながら、ボール保持のイメージを共有した。
スピードと競り合いが求められるこうしたメニューに、冨安も参加。体の強さを見せると同時に、鮮やかなドリブル突破で複数人を抜き去ってゴールに迫るシーン、さらにはゴールネットを揺らす場面も作った。5月に入って日本代表は3試合をすでに戦っているが、最後のチュニジア戦で出場機会があるかもしれない段階まで持ってきた。