■6月10日/キリンカップ2022 日本代表 4ー1 ガーナ代表(ノエビア)
ガーナ代表に4―1で快勝した森保ジャパン。その試合展開や起用選手に沸いたのが、川崎フロンターレのサポーターだった。
SNSが最初に熱くなったのは、スターティングメンバーの発表だ。谷口彰悟、山根視来の現川崎所属選手2人と、川島永嗣、三笘薫、久保建英という川崎やその下部組織に所属経験のある3選手が名を連ねたのだ。
しかも、先制ゴールは山根だった。右サイドバックで先発した2番は、最終ラインからゴール前まで上がると、左足でストライカー顔負けの鮮やかなゴールを決めて見せた。代表2ゴール目を決めて、勝利を大きく手繰り寄せた。
しかし、その山根のミスで失点してしまう。43分、中にダイレクトで入れようとしたボールをカットされ、決められてしまったのだ。これで試合は振り出しとなり、先制ゴールの活躍もフイにしてしまった。
ところが、そのミスを挽回したのが川崎の後輩だった。前半アディショナルタイム、三笘薫が左サイドからクロスを上げる。インスイングでゴールに向かったボールに合わせようとしたのは、堂安律と上田綺世。2人が必死に伸ばした足は届かなかったが、ボールはそのままゴールの中へ。これが勝ち越し弾となって、日本が再びリードした。川崎勢のミスを川崎勢で取り戻したのだ。