■川崎勢7選手が11分間の競演

 さらに、後半に入ると交代選手でさらに川崎色が濃くなる。後半アタマから板倉滉が、69分には田中碧がピッチに送り込まれた。これで、“川崎系”の選手がピッチに同時に7人立つこととなった。三笘が80分に交代するまでの11分間の競演だった。

 中東の代表とは違って、日本では珍しい特定の1チームの選手が多く出場する状況に、ネット上でも反応。川崎フロンターレと日本代表をもじった“川崎ニホンターレ”なる言葉が生まれる事態となった。昨年10月のオーストラリア代表戦で、田中碧と守田英正を先発に並べると同時にシステムを川崎と同じ4-3-3に変更。森保ジャパンは川崎シフトを強めていたが、この試合では偶然ではあるがそれがより強まった形だ。

 カタールまで半年を切ったが、川崎から新たな日本代表が誕生するだろうか。

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