6月8日、日本代表がガーナ戦(ノエビア/10日)に向けた練習を千葉市内で行った。9日は神戸市内に移動して公式練習に臨むとあって、千葉市内での練習はこの日が最後。時に雨が降る中で、集中したトレーニングが行われた。
この練習終盤に行われたのが、GK4人とフィールドプレイヤー「6対6」の練習だ。ブラジル戦で出場時間が長かったフィールドプレイヤーの選手は軽いメニューでこの日の練習を終えたため、参加したのはそれ以外の選手。12人は事前にホワイトボードで決められた組み合わせで練習に臨んだ。
ビブス組が三笘薫、上田綺世、堂安律、伊藤洋輝、谷口彰悟、山根視来で、ビブスなし組は前田大然、浅野拓磨、久保建英、鎌田大地、柴崎岳。3トップの中央には上田と浅野の名前があった。上田と組むのは左が三笘、右が堂安。浅野と組むのは左が前田、右が久保だった。どちらの3トップもポジション的には適正を生かしたもので、実戦を意識したものとみられる。
ここまでの2試合で最前線で先発したのは、パラグアイ戦が古橋亨梧でブラジル戦が古橋だ。浅野は特徴を生かした形で先制点を奪っていたが、古橋は王国の壁を前にノーゴール。
2人とも前田大然と交代しており、上田に出番は回ってきていない。別メニュー調整の選手や離脱した選手を除けば、フィールドプレイヤーで唯一出場機会がないのは上田だけだ。