J1リーグ第16節 アビスパ福岡ー浦和レッズ
5月28日(土)|17:00 ベスト電器スタジアム
【今節のみどころ】
連戦となっているリーグ戦。今節は中2日でアビスパ福岡と浦和レッズが対戦する。
福岡は、前節では数的有利を活かせずに敗戦。再三、攻撃を試みてはいたものの、やや粗さが目立った。フィニッシュの精度にもう少しこだわれれば、結果も伴ってくるか。
対する浦和は、厳しい局面が続く。3月19日の第5節・磐田戦を最後に、リーグ戦は8試合連続の勝ちなし。状況を打開するには、とにかく白星を掴むしかない。
両者に共通しているのは、直近の試合内容としては善戦しているものの、なかなか勝ち切れないという点。勝敗を分けるポイントは、おそらく集中力だろう。福岡は、ここまでのリーグ戦での失点数は10と、最少失点を誇っている。一方の浦和は、比較的、前半のプレーは安定しているものの、後半での失点が多い。試合終盤になっても、特に守備においての集中力を切らさないチームに軍配が上がるか。
■アビスパ福岡
11位 勝ち点18 4勝6分5敗 11得点10失点 得失点差1
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
L●0-1 名古屋(A)
L○1-0 横浜FM(H)
ル△0-0 FC東京(A)
L●0-2 川崎(A)
L△0-0 湘南(H)
【通算対戦成績】
H 10試合・2勝1分 7敗
A 10試合・2勝0分 8敗
計 20試合・4勝1分15敗
【直近対戦成績】
2021年 6月27日 J1第20節 ●0-2(A)
2021年 5月 1日 J1第12節 ○2―0(H)
2016年 7月 2日 J1 2nd第1節 ●1-2(H)
2016年 3月12日 J1 1st第3節 ●0-2(A)
2011年11月26日 J1第33節 ●1-2(H)
【今節のみどころ】
前節の名古屋戦は、序盤から主導権を握ったが、前半にセットプレーから失点。その後、相手の一発退場で数的有利に立ったものの、強固な守備に屈して得点を奪えず、0-1で敗れた。
とは言え、前節も一瞬の隙を突かれての失点であり、現在、リーグ最少失点を継続中の福岡にとって、守備面においての自信と手応えは十分だろう。あとは決定機の際にしっかり仕留められるようにしたい。
今節はホームに浦和を迎える。前々節の横浜FM戦で見せたように、守備を安定させながらプレスをかけたり、コンパクトにカウンターを狙うなど、守りから攻撃を組み立てていくことを意識したいところ。
古巣対決となるMF田中達也は、直近の試合では積極的にクロスを上げたりと攻撃の起点をつくっている。浦和在籍時にもサイド攻撃の際に重宝されていたため、敵将の手の内はよく知っているはず。スピードと突破力を活かして、相手を翻弄できるか。