■昨季のJ1チームとも好試合

 第13節の徳島ヴォルティス戦も、横浜FC戦の勢いをそのまま持ち越したスピーディーなゲームだった。

 町田の攻撃は非常にスムーズだった。

 徳島戦は4-4-2で、トップは鄭大世が先発。トップ下に山口。右が平戸大貴、左が太田修介。そこに両サイドバック、右の翁長と左の奥山政幸がオーバーラップしてくる。そして、トップやサイドの選手にパスが渡ると、周囲のスペースにどんどん人が入ってワンタッチ、ツータッチのパスが回るテクニカルな攻撃が続いた。

 20分過ぎには相次いで決定機。21分には翁長からの長いパスを受けた鄭大世が相手GKまでかわして無人のゴールにシュートを放ったが、よくカバーした徳島のDF内田航平にブロックされてしまった。

 一方、徳島の方はこの試合前まで2勝8分2敗の16位と出遅れていたが、昨年はJ1で戦っていたクラブだけに。非常にパススピードが高いパスを使って良質なカウンターをしかけてくるチームだった。とくに左サイドの杉森考起のドリブルは再三チャンスをお膳立てしていた。

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