AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了した。セントラル開催となった今季のACLグループリーグでは、浦和レッズが4勝1分1敗のグループ2位で決勝トーナメントに進出。J1では13位と沈む浦和はACLをきっかけに上位浮上となるか注目だ。浦和のACLで見えた逆襲への鍵は。
■GL突破も痛い負傷者続出
天皇杯王者として今季のACLに出場した浦和は、4勝1分1敗のグループF2位で決勝トーナメント進出決定。決勝T1回戦ではI組1位のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦することになった。無事決勝T進出となりJ1上位浮上に勢いづけたいところだが、不安要素がある。
それは負傷者続出だ。まず、DF犬飼智也が4月2日に行われたJ1第6節北海道コンサドーレ札幌戦で負傷。左膝蓋骨骨折、膝蓋腱部分断裂と診断され手術を実施。全治約6か月の見込みとなった。
大会期間中にも負傷者が出た。4月21日の第3節大邱FC戦でFWキャスパー・ユンカーが負傷。右第4指基節骨骨折と診断された。さらにDF大畑歩夢は24日の第4節大邱FC戦で負傷。左眼窩底骨折、頬骨骨折と診断され手術を行った。DF酒井宏樹も第4節の大邱FC戦で負傷交代。その後ACLでの出場はなし。
浦和は8日に柏レイソルと対戦する予定で、J1再開戦に向けて暗雲が立ち込める。