■8戦負けなしの東京Vが2位浮上!
今節の最注目カードは、東京ヴェルディ対大分トリニータ戦だった。ホームの東京Vは4勝3分の好スタートを切っており、大分は3戦負けなしの2連勝と状態が上向きだ。
どちらも相手ゴールへ迫った。雨中のコンディションのなかで持ち味をぶつけ合った好ゲームは、東京Vが1対0で制す。
決勝ゴールは前半終了間際に生まれた。43分、左SBの加藤蓮が内側のレーンへ侵入し、ペナルティエリアすぐ外からゴール右スミへ蹴り込んだ。5節から4試合連続でスタメン出場している大卒ルーキーは、「前節からシュートシーンが多くあったので、そこでクロスを選択してしまったので、あの位置で受けるときにシュートを打つと決めていました。それがゴールにつながって良かったです」と控え目な笑みを浮かながら話した。
6節、7節と2試合連続で複数失点を喫していた守備では、プロ2年目のGK佐藤久弥が好守を見せた。Jリーグデビュー戦となった背番号41は、前半こそ硬さが感じられたものの、後半は落ち着いた対応でクリーンシートを達成した。
チームは通算成績を5勝3分とし、勝点を18に伸ばして2位に浮上している。堀孝史監督のチームは攻守がしっかりと噛み合っており、首位の横浜FCを追走している。