【3月23日「ドバイカップ」クロアチア代表戦】横浜FM・藤田譲瑠チマに負けない!J1クラブが熱視線を送る右SB、強烈ミドルを持つ左利きMF、J2で飛躍中の「20歳FW」【予想スタメンフォーメーション図】【U-21サッカー日本代表に選出の「J2の精鋭」たち】(2)の画像
藤尾翔太(徳島)   写真:アフロ
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■半田はJ2屈指の右SB

 パリ五輪を目ざすUー21日本代表に選出されている半田陸モンテディオ山形)はJ2屈指の右SBだ。昨シーズン序盤に定位置をつかむと、37試合に出場した。複数のレーンを使い分けながらビルドアップから崩しにまで関わり、山形の攻撃に厚みを持たせている。

 各方面から攻撃力を評価される一方で、ディフェンスでもスキを見せない。攻から守への切り替えは素早く、球際のバトルにも果敢に挑む。

 昨シーズンのパフォーマンスに将来性を加味すれば、オフにはJ1クラブへの移籍も予想された。今シーズンも育成組織から育った山形でプレーしているが、J1のクラブにとって気になるタレントなのは間違いない。今回の招集メンバーでは成瀬竣平名古屋グランパス)や内野貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)とポジションを争うが、出場機会をつかみ取ることで存在感を広くアピールしたい。

 左SBの加藤聖V・ファーレン長崎)は、左利きのクロッサーだ。20年に長崎入りし、21試合に出場した。チームではリスタートのキッカーも任されており、高精度のキックで好機を生み出している。

 今シーズンの長崎は、SBの人材として奥井諒清水エスパルスから、高橋峻希柏レイソルから加入した。CBを本職とする二見宏志が、左SBで起用されることもある。松田浩監督の選択肢が増えていることで、加藤は5節まで2試合の先発にとどまっている。

 ドバイカップを戦うチームでは、左右両サイドでプレーできる内野がライバル候補となってくるのだろう。クラブ事情でUー21日本代表への合流が遅れる予定だが、そのなかでもインパクトを残したい。

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