■最終予選ではホーム不敗のオーストラリア

 ホームのオーストラリアは手ごわい。

 グラハム・アーノルド監督率いる”サッカールーズ”は、今回の最終予選でオマーンや中国と引き分けている。詰めの甘さを印象づけるものの、ホームでは3勝1分と負けなしだ。失点はわずかに「1」である。

 オーストラリアがW杯予選をアジア地区で戦うようになったのは、10年の南アフリカ大会からだ。同最終予選では日本、バーレーン、カタール、ウズベキスタンと同居し、ホームで4連勝を飾った。日本は1対2で敗れた。

 14年のブラジルW杯最終予選でも、ホームでは2勝2分の成績を残した。18年のロシアW杯最終予選は、4勝1分である。サウジアラビア、UAE、イラク、タイをホームで撃破したオーストラリアが、唯一勝てなかったのはヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いた日本だった。負けなかったのは頼もしいデータだが、勝つことはできていない。オーストラリアとは過去3度の最終予選で対戦しているが、アウェイでは2分1敗と勝利がないのである。

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