■2月27日/明治安田生命J1第2節 柏レイソル 3-1 横浜F・マリノス(三協F柏)
柏レイソルがホーム開幕戦で3発逆転勝利。開幕から2連勝を果たし、首位をキープした。
アクシデントをはねのけた勝利だった。両チームの選手がピッチに入場する直前、スターティングメンバーを変更。DF大南拓麿に代わってDF川口尚紀が急きょ、先発メンバーに名を連ねるアナウンスがあった。さらに、開始5分で横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスに先制点を許すと、14分にはMF中村慶太が負傷し、DF戸嶋祥郎と交代。ドタバタ続きの試合展開は、集まったサポーターに不安を抱かせたはずだ。
しかし、そこから柏劇場が開幕。24分にFW細谷真大が同点弾を決めると、35分には横浜DF畠中槙之輔が2枚目のイエローカードを受けて退場。スコアをイーブンに戻し、1人優勢な状況で前半を折り返す。
後半、数的優位の柏は時間とともにチャンスを作り出し、60分にはFWドウグラスが逆転弾。ドウグラスと連動してプレスをかけた細谷がマリノスGK高丘陽平のキックをブロックすると、そのこぼれ球をブラジル人ストライカーが押し込んだのだ。待望の逆転ゴールに、スタジアムのボルテージは一気に高まった。
横浜FMも必死の抵抗を試みる。逆転直後にFWレオ・セアラ、MF吉尾海夏を投入して攻撃面を手厚くしようとするが、ネルシーニョ監督も67、73分と2回の交代で選手3人を交代。ピッチの支配を強めようとする。