■延長戦で停滞した試合
76分、チェルシーがゴールを生んだハドソン=オドイとルカクを、パルメイラスがマンマークとカウンターで走り回った前線のホニとハファエウ・ヴェイガをそれぞれ下げる。互いに選手交代で勢いを抑え、再びリスクマネジメント最優先の膠着状態で延長戦に突入することになった。
延長戦になるとチェルシーは4バックに変更したものの、サイドバックのオーバーラップで数的優位を作るわけではなく、守備的な4バックとして試合が進んでいく。
パルメイラスは6バックで守るようになり、ルカクと交代したティモ・ヴェルナーがスピードを活かせるスペースを与えず、延長戦からコバチッチに代わって登場したハキム・ツィエクが前を向いて高精度の左足を使える状況にもさせず、と試合を停滞させた。