■期待のサイドアタッカー

 新戦力でより期待がかかるのは、小屋松友哉か。突破力やスペースを見つけ出す能力に優れ、サイドアタックを活性化させるだろう。このアタッカーがいればこそ、ドウグラスもさらに輝くというものだ。小屋松は2019年、柏の昨季の左サイドを預かった三丸拡が抜けたサガン鳥栖に後釜として加入。その2人がポジションを争うことになり、さらなる競争の激化と成長が期待できる。

 そして、中村慶太だ。流通経済大学付属柏高校で全国ベスト4に進出したMFが、出身地の千葉県に戻ってきた。ちばぎんカップでは右ウィングバックで起用されていたが、ボランチとしての起用がベストだろう。新たな中盤の要が、柏には必要だ。

 この10年ほど、J2を戦った2019年を挟んで、柏は1ケタ順位と2ケタ順位を毎年行き来してきた。その「法則」に則れば、今年は1ケタ順位なのだが...。夜明けを待つのではなく、迎えにいかなければならない。

 

タスク:「1ケタ順位」
達成難度:★★★☆☆

(9)へ続く
PHOTO GALLERY ■【画像】左サイドで競争激化 柏レイソルの2022年シーズン理想布陣
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