■求められる飢餓感

 最終ラインには実績十分の犬飼智也と、可能性にあふれる大畑歩夢を招いた。中盤には、浦和の下部組織で育った松尾佑介が、さらにたくましくなって凱旋した。

 また、忘れてはいけないのが、岩尾憲馬渡和彰という、徳島ヴォルティスでロドリゲス監督のサッカーを学んだ選手たちが加わったこと。指揮官のサッカーをさらに浸透させて、高みへと引き上げる伝道師となることが期待される。

 ACLを戦うこともあり、まさに2チームを組むことができそうな豪華な陣容となった。昨季の主力でさえも、その地位が安泰であるとは言えない。

 その「危機感」こそが、チームの背中をさらに押す。チーム内競争の厳しい戦いに歯がみする選手も出てくるかもしれないが、出場機会や勝利への飢餓感がなければ、さらに上には上がれない。名のある選手を並べただけで、強いチームができるわけではないのだ。

 また、3か年計画をまっとうするだけで、すべてが終わるわけではない。クラブの進化はさらに続く。キャプテンに就任した西川周作にさえも簡単にポジションを与えないような、新たな力の突き上げが求められている。

 新たな未来を切り拓く。優勝という公約も、そのための鍵でしかない。

 

タスク:「リーグ優勝」
達成難度:★★★★☆

(2)へ続く
PHOTO GALLERY ■【画像】誰にも出場が確約されない浦和レッズの理想布陣
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