■先発奪取待望論も中山は冷静に分析
中山は、28日に行われたミニゲームで堂安律と接触して負傷して29日の練習を回避していたが、この日は元気にスローインをしていたほか、ランニングや鳥かごを順調にこなしており、試合出場に問題はなさそうだ。
中山は27日の中国戦で長友に代わって途中出場すると、見事なクロスを上げて伊東純也のゴールをアシスト。1-0のスコアを動かす、貴重な追加点をもたらし、左サイドバックでの先発待望論まで飛び出していた。その2人が並んで和気あいあいとしている様子に、過度なピリピリ感はなく、いい雰囲気と言えそうだ。
実際、中山は冷静だ。30日の午前のオンライン対応で、「自分に足りないものがあるから(先発奪取が)実現していないと思っているので、それを埋めて実現できるようにもがいているところです」と分析。高まる待望論に、自らクギを刺した。
当の長友も、「日本代表を背負っている以上は、(プレーが)ダメなら批判されて当然ですし、どんどん批判してもらっていいんです」と、動じない構え。中山の台頭を、「歓迎」しているという。
森保一監督としては、うれしい悲鳴を上げたくなる左サイドバックの起用問題。スローイン対決では久保がアピールに成功していたが、サウジ戦で先発入りするのは果たして⁉